「ガクチカ」って英語で言うと?就活で使える英語表現を学ぼう!

「ガクチカ」とは?

就職活動でよく耳にする「ガクチカ」という言葉。エントリーシートや面接では定番の質問のひとつである、「学生時代に力を入れたこと」を略した表現です。

アルバイトやサークル活動、ゼミ、留学、ボランティアなど、学生時代にどんなことに力を入れ、そこから何を学んだのかを伝える際に使われます。

では、この「ガクチカ」、英語ではどのように表現すればよいのでしょうか?

「ガクチカ」に対応する英語表現は?

英語には日本語の「ガクチカ」のような略した表現はないので、「学生時代に力を入れたこと」をそのままsomething I worked hard on in college のように表現するのが自然です。

something I worked hard on は、「自分が一生懸命取り組んだこと」という意味です。
実際に使うときは、something を One thing に変えて「力を入れたことの一つ」と表現したり、I worked hard on ~ の形で「~に力を入れました」と直接伝えたりすることもできます。伝えたいニュアンスに合わせて形を変えてみましょう。

One thing I worked particularly hard on in college was organizing events for my university club.
(大学時代に特に力を入れたことの一つは、大学のサークルでイベントを企画したことです。)

I worked hard on improving my English during college.
(大学時代は、英語力の向上に力を入れました。)

また、「取り組んだこと」ではなく、その経験によって「達成したこと」に焦点を当てたい場合には、accomplishment という単語も使えます。

accomplishment は「達成したこと」「成果」といった意味です。

One of my biggest accomplishments in college was completing a six-month internship.
(大学時代に成し遂げた大きなことの一つは、6か月間のインターンシップをやり遂げたことです。)

My biggest accomplishment at university was leading a team of 20 students.
(大学時代の一番大きな成果は、20人の学生からなるチームを率いたことです。)

現在の日本の就職活動では「ガクチカ」という一つの言葉でまとめることができますが、英語では、「何に取り組んだのか」「何を達成したのか」など、伝えたい内容に合わせて表現を選ぶのが自然です。

面接ではどう聞かれる?

日本の就職活動では、「学生時代に力を入れたことを教えてください」という質問がおなじみですが、英語の面接では、同じような内容をさまざまな聞き方で尋ねられることがあります。

Tell me about something you worked hard on in college.
(大学時代に力を入れて取り組んだことについて教えてください。)

What did you focus on during college?
(大学時代、何に力を入れていましたか?)

What is something you accomplished during your time at university?
(大学時代に成し遂げたことは何ですか?)

こうした質問をされたときには、何に取り組んだのかだけではなく、そこから何を学んだのかまで説明すると、自分の経験をより具体的に伝えることができます。

Through this experience, I learned how to work with people who had different opinions.
(この経験を通して、異なる意見を持つ人たちと協力する方法を学びました。)

This experience taught me the importance of communicating clearly with my team.
(この経験から、チームと明確にコミュニケーションを取ることの大切さを学びました。)

「ガクチカ」を英語で話す場合も、経験そのものだけではなく、そこで身につけたことや学んだことまでセットで考えておくとよいでしょう。

就活にまつわる英語表現

「ガクチカ」のほかにも、日本の就職活動ではさまざまな独特の言葉が使われています。

ここからは、就活にまつわる表現を英語でどのように言うのか見ていきましょう。

・就活:job hunting / job search

job hunting は、「仕事を探すこと」「就職活動」を意味する表現です。

日本語でも「ハンティング」という言葉を使うことがありますが、ここでの hunt は「探し求める」という意味。job search も同じように、仕事を探す活動全般を表します。

I started job hunting during my final year of college.
(大学最終学年に就職活動を始めました。)

My job search took longer than I expected.
(就職活動は思っていたより時間がかかりました。)

・志望動機:reason for applying / motivation for applying

日本の就職活動でよく聞かれる「志望動機」も、英語では一つの決まった単語に置き換えるというより、「応募した理由」と考えて表現すると自然です。

reason for applying は、そのまま「応募した理由」という意味です。

My main reason for applying is that I’m interested in your company’s international projects.
(私が応募した主な理由は、御社の国際的なプロジェクトに興味があるからです。)

motivation for applying という表現も使うことができます。

Could you tell us about your motivation for applying for this position?
(このポジションに応募した志望動機を教えていただけますか?)

・内定:job offer

日本では、企業から採用の意思を伝えられることを「内定」と言います。

英語では、こうした採用の申し出を job offer と表現するのが一般的です。

I received a job offer from an IT company.
(IT企業から内定をもらいました。)

She got three job offers before graduation.
(彼女は卒業前に3社から内定をもらいました。)

offer は「申し出」という意味なので、get a job offer や receive a job offer で「仕事のオファーを受ける」、つまり「内定をもらう」という意味になります。

・自己PR:strengths / what you can bring to the company

「自己PR」は日本の就職活動ではおなじみの言葉ですが、英語でそのまま self-PR と表現するよりも、「自分の強み」や「自分が会社に何を提供できるのか」と考えるほうが自然です。

「強み」は strengths と表現できます。

One of my strengths is my ability to communicate with different kinds of people.
(私の強みの一つは、さまざまな人とコミュニケーションを取れることです。)

また、面接では「会社やチームにどのように貢献できるか」を尋ねられることもあります。

What can you bring to our company?  

(あなたは当社にどのような貢献ができますか?)

What can you bring to this team?  

(あなたはこのチームにどのような貢献ができますか?)

What can you bring to this role?
(この仕事で、あなたはどのような力を発揮できますか?)

このような質問には、自分のスキルや経験を具体的に挙げて答えるとよいでしょう。

I believe I can bring strong communication skills to your team and help members with different perspectives work together effectively.  

(高いコミュニケーション力を活かして、異なる考えを持つメンバーが円滑に協力できるよう貢献できると考えています。)

日本語の「自己PR」をそのまま訳そうとするよりも、自分の strengths「強み」や、自分に何ができるのかを具体的に伝えることがポイントです。

・新卒:new graduate / recent graduate

学校を卒業してすぐに就職する人を、日本では「新卒」と呼びます。

英語では new graduate や recent graduate と表現できます。

new graduate は「新しく卒業した人」、recent graduate は「最近卒業した人」という意味です。

Our company hires many new graduates every year.
(当社では毎年多くの新卒者を採用しています。)

I’m a recent graduate looking for my first full-time job.
(私は初めての正社員の仕事を探している新卒者です。)

new graduate は「新しく卒業した人」、recent graduate は「最近卒業した人」という意味です。

日本語の「新卒」のように、就職活動上の区分として使われるというよりも、英語では「卒業して間もない人」という意味で使われることが一般的です。

まとめ

「ガクチカ」は、日本の就職活動ではおなじみの言葉ですが、英語には完全に一致する一つの単語があるわけではありません。
自分の経験について、どの部分をどう伝えたいのかによって、適した表現を選ぶことができます。

また、「就活」「志望動機」「内定」「自己PR」「新卒」など、日本では当たり前のように使っている就活用語も、英語にすると表現の仕方が少しずつ変わります。

国際的な企業への応募や、英語で面接を受ける機会がある場合には、日本語の就活用語をそのまま訳すのではなく、「実際に何を伝えたいのか」に注目して表現を選んでみてくださいね。