「情報漏洩・機密情報」って英語で言うと?ビジネスで使える表現集
ランサムウェアなどのサイバー攻撃によって、企業から個人情報が漏洩するニュースを頻繁に目にするようになりました。日本では2022年の個人情報保護法改正により、事業者に対して従業員への個人情報保護教育の実施が義務付けられています。グローバルにビジネスを展開するうえでは、この分野に関する英語表現を正しく理解しておくことも欠かせません。
では、「情報漏洩」や「機密情報」といった言葉は、英語でどのように表現するのが自然なのでしょうか。今回は、ビジネスの現場でそのまま使える英語フレーズを、例文とともに紹介していきます。
情報漏洩を表す基本表現
information leak/data leak:情報漏洩
・There was an information leak last month.
(先月、情報漏洩がありました。)
data breach:「データ漏洩」
ITやセキュリティ分野でよく使われる専門的な表現で、システムやネットワーク経由での漏洩を指します。
・The company suffered a major data breach.
(その会社は大規模なデータ漏洩に遭いました。)
leak of personal information:個人情報漏洩
・We must prevent any leak of personal information.
(個人情報の漏洩は絶対に防がなければなりません。)
機密情報を表す基本表現
confidential information:機密情報
契約書やビジネス文書で最も頻出する表現です。
・Do not share any confidential information.
(機密情報は共有しないでください。)
proprietary information:独自情報・専有情報
企業独自の情報やノウハウを指す、ややフォーマルな表現です。
・Employees must protect all proprietary information.
(社員はすべての独自情報を保護しなければなりません。)
classified information:機密情報(主に政府・軍事関連)
主に政府や軍などの文脈で使われる表現です。
・Access to classified information is restricted.
(機密情報へのアクセスは制限されています。)
ビジネスシーンで使える注意・依頼フレーズ
・Please handle this information with care.
(この情報は慎重に扱ってください。)
・This document contains confidential information.
(この文書には機密情報が含まれています。)
・Make sure there is no unauthorized access.
(許可されていないアクセスがないようにしてください。)
・Do not disclose this information to third parties.
(この情報を第三者に開示しないでください。)
おまけ:カジュアルな注意表現
・Let’s keep this between us.
(この話はここだけにしておこう。)
・This stays in the team.
(この件はチーム内だけにしておこう。)
・Not for public release yet.
(まだ公表していない情報です。)
・Keep this under wraps for now.
(この件は当面、内密に。)
・Off the record.
(これはオフレコで。)
まとめ
「情報漏洩」や「機密情報」を英語で伝えるときは、フォーマルさの度合いや情報の種類によって表現を選ぶことが大切です。
文脈とセットで自然な表現を覚えておいて、必要な場面で活用してみましょう。
ビジネスの場面で使えるフレーズを学びたい方はこちら: