「できる」をどう使い分ける?can と be able to の違い

英語で「〜できる」と表したいとき、can と be able to という2つの形が使われますね。
どちらも同じように訳されるため、同じ意味と役割を持った語のように見えることもあります。しかし実際には、この2つは全ての場面で自由に入れ替えられるわけではありません。
今回は、can と be able to の用法を学び直して、2つの自然な使い分けを身に付けていきましょう!

「can」の用法

can には、大きく分けて3つの意味があります。まずはそれぞれの基本を押さえておきましょう。

能力としての「できる」

最も基本的なのは、「能力」を表す用法です。
主語が人で、「今できる能力」を表す場合は、基本的に can が使われます。

・I can swim.
(私は泳げます。)

・She can speak French.
(彼女はフランス語を話せます。)

・He cannot play the guitar.
(彼はギターを弾けません。)

ここでは、知識や技術を持っていて、「その人にその能力がある」という意味になります。

許可としての「してもよい」

また、can には「許可」の意味もあります。

・You can use this room.
(この部屋を使ってもいいですよ。)

・Can I ask a question?
(質問してもいいですか。)

・You cannot park here.
(ここに駐車してはいけません。)

このように、「〜してもよい」「〜してはいけない」という場面でも使われます。

可能性としての「できる」

さらに、can は、「状況的に可能である」という意味でも使われます。

・You can see the ocean from here.
(ここから海を見ることができます。)

・We can start the meeting now.
(今、会議を始めることができます。)

この場合は、能力ではなく、「条件がそろえば可能である」という意味です。

「be able to」の用法

be able to も能力としての「〜できる」という意味を表します。

・I am able to solve this problem.
(私はこの問題を解くことができます。)

・She is able to finish the task alone.
(彼女は一人でその課題を終えることができます。)

現在の能力を表す場面だけであれば、be able to はcan とほぼ同じ意味を持ちます。
その場合はcanで表現されることが多いですが、be able toは次のような場合に独自の役割を担います。

「can」以外の助動詞を使う場合は「be able to」

can は助動詞なので、ほかの助動詞と一緒に使うことはできません。
そのため、未来や推量などを表したいときは be able to を使う必要があります。

未来を表す場合

・I will be able to visit you next week.
(来週あなたを訪ねることができるでしょう。)

・She will be able to finish it tomorrow.
(彼女は明日それを終えられるでしょう。)

このように、will と一緒に使うときは be able to を用います。

過去の能力を表す場合

過去の「一般的な能力」には could が使えます。

・I could run fast when I was young.
(私は若いころ速く走れました。)

しかし、「実際にそのときできた」という過去に実行したことを強調する場合は was able to を使います。

・I was able to pass the test.
(私はそのテストに合格することができました。)

・She was able to find her keys.
(彼女は鍵を見つけることができました。)

could は「できた能力があった」という意味になりやすく、その出来事が実際に成功したことを表すときは was able to がよく使われます。

ほかの助動詞と組み合わせる場合

・He may be able to join us.
(彼は参加できるかもしれません。)

・We might be able to solve the problem.
(私たちはその問題を解決できるかもしれません。)

・You should be able to finish it today.
(今日それを終えられるはずです。)

may, might, should などの助動詞と「可能性」を組み合わせたいときにbe able toを使います。

まとめ

can には、「能力」「可能性」「許可」という3つの用法があります。
一方で、未来や過去の一回の成功、または他の助動詞と組み合わせる場合には、be able to を使います。
意味は似ていますが、文法的な形に違いがあることを意識すると、使い分けが整理しやすくなります。

例文を声に出して確認しながら、自分の予定や経験に当てはめて練習してみましょう。

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