退職の挨拶、英語で言うと?退職の理由や感謝を伝えるビジネス表現
退職の報告や挨拶は、トーンや言い回しに気を遣いますよね。英語でも同様に、どんな理由で、どんなトーンで伝えるか、相手に合わせて考えることが重要です。
円満に別れ、今後の関係にも良い印象を残すために、感謝と前向きさを込めて報告するのが理想的ですね。
今回は、退職の報告や相手別の感謝の伝え方、退職理由の説明を、自然で使いやすい英語表現と一緒に紹介していきます!
「退職します」を伝える基本の言い方
退職を伝えるときに使う最も一般的なフレーズは以下のようなものです。
例文
・I’d like to let you know that I’ll be leaving the company next month.
来月いっぱいで退職することをお知らせいたします。
・I’m resigning from my position as marketing manager.
マーケティングマネージャーの職を辞任いたします。
・I’ve decided to move on to a new opportunity.
新しい道に進むことを決めました。
退職を指す単語として一般的なのは“resign” や “leave” ですが、“quit” は直接的すぎるため、ビジネスメールや正式な場で用いるのは避けるのが良さそうです。
また、“move on” はやわらかく前向きな響きを持ち、転職やキャリアチェンジの際によく使われます。
退職時に感謝を伝える表現
退職時に一番大切なのは「これまでお世話になりました」という気持ちをどう表すかですよね。“appreciate” や “grateful” といった言葉を使うと、丁寧な印象を与えられます。
例文
・I truly appreciate all the support I’ve received here.
これまでいただいたご支援に心から感謝しています。
・It’s been a great pleasure working with you all.
皆さんと一緒に働けたことを本当にうれしく思います。
・I’m grateful for all the opportunities and experiences I’ve had.
これまでの経験とチャンスに感謝しています。
・Thank you for your constant support and encouragement.
いつも支えてくださり、励ましてくださってありがとうございました。
パターン別、退職理由のポジティブな伝え方
退職理由を正直に伝えすぎると、角が立ってしまうこともあります。最後まで気持ちよく働き、会社を去れるよう、ポジティブで前向きな理由を添えるのが自然です。
以下にシーン別でよく使われる言い回しを紹介します。
● 新しい挑戦・キャリアアップ
・I’ve decided to pursue a new challenge in a different field.
異なる分野で新しい挑戦をすることに決めました。
・I’ve decided to leave the company to explore a career path that aligns more closely with my long-term goals.
自分の長期的な目標により合ったキャリアを追求するため、会社を離れることを決めました。
● プライベート・家庭の事情
・I’ve decided to leave the company to take some time off and focus on my family.
家族に向き合う時間を持つため、会社を離れる決断をしました。
・I’ll be leaving the company as I will be relocating due to family reasons.
家族の事情で引っ越すことになったため、会社を退職することになりました。
● 進学や留学
・I’m going back to school to further my studies.
学業を深めるため、再び学校に通う予定です。
・I’ve been accepted into a graduate program abroad.
海外の大学院に進学が決まりました。
● 健康やライフバランス
・I’ve decided to focus on my health and well-being.
自分の健康と生活のバランスを見直すことにしました。
・I’m taking some time to reset and recharge.
少し休んでリフレッシュする時間を取ることにしました。
ネガティブな理由でも、「新しい挑戦」「家族との時間」「健康のため」など、前向きな表現にすることで、相手も気持ちよく送り出すことができますね。
社内・社外への退職メールの書き方
退職の挨拶をメールで送る場合、相手に合わせてトーンを変えることが大切です。社内向けでは親しみを込めて、社外向けはフォーマルで簡潔にまとめましょう。
● 社内向けメール
Subject: Farewell and Thank You
Dear all,
I’d like to let you know that I’ll be leaving the company at the end of this month.
It has been a wonderful journey working with such a talented and supportive team.
I truly appreciate all the opportunities and friendships I’ve gained here.
Thank you again for everything, and I wish you all continued success.
Best regards,
Koichi Takada
(訳)
今月末に会社を離れることをお知らせしたいと思います。
才能があり支えてくれたチームの皆さんと働けたことは、本当に素晴らしい道のりでした。
ここで得た多くの機会と友情に、心から感謝しています。
改めてこれまでのすべてに感謝いたします。皆さんのさらなる成功をお祈りしています。
● 社外向けメール
Subject: Farewell greetings
Dear [Name],
I wanted to let you know that I’ll be leaving my current position here at the end of this month.
It has been a great pleasure working with you, and I truly appreciate your support and collaboration over the years.
After my departure, you can reach me at 〜[email address].
Thank you once again for your partnership, and I hope our paths will cross again in the future.
Best regards,
Koichi Takada
(訳)
今月末に私が現在の職を離れることをお知らせしたいと思います。
あなたと一緒に仕事ができたことは大きな喜びであり、これまでのご支援とご協力に心から感謝しています。
退職後は、[メールアドレス]でご連絡いただけます。
改めてパートナーシップに感謝いたします。また将来どこかでお会いできれば幸いです。
面談や会話での「退職の伝え方」
直接上司や同僚に話すときは、明確かつ穏やかに伝えるのがポイントです。突然すぎる伝え方や、“I quit.” というような強い言葉はなるべく避けましょう。
例文
・I wanted to talk with you about my future plans. I’ve decided to leave the company.
今後のことについてお話ししたいのですが、退職することを決めました。
・I really appreciate everything you’ve done for me, but I’ve decided to take a new path.
これまでお世話になりましたが、新しい道に進むことを決めました。
・This was not an easy decision, but I believe it’s the right one for my growth.
簡単な決断ではありませんでしたが、自分の成長のために必要な選択だと考えています。
まとめ
退職は終わりではなく、新しいスタートです。
英語で挨拶をする際も、「感謝」「前向きさ」「丁寧さ」を意識すれば、相手に好印象を残し、退職後も円満な関係性を維持できるかもしれません。
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