「隔週」って英語で言うと?”every other week”、”biweekly”、”fortnightly”の違いと使い分け

「会議は隔週で行っています」「習いごとに隔週で通っています」

日本語ではよく使う「隔週」という表現。それを英語で伝えたいとき、なんと言えばよいでしょうか?

今回は、それぞれの表現の違いや使い方を整理しながら「隔週」の自然な伝え方をご紹介します。

伝わりやすいのは “every other week” 

最も一般的でわかりやすい表現は、“every other week” です。

これは直訳すると「1週間おき」という意味で、「隔週」を自然に伝えることができ、日常会話でもビジネスでも安心して使えるフレーズです。

たとえば:

We have a meeting every other week.(隔週で会議があります。)

I visit my grandparents every other week.(祖父母の家には隔週で通っています。)

“biweekly” は文脈に注意!

“every other week”に加え、「隔週」を意味する単語として辞書などでよく紹介されているのが、“biweekly” です。

I get paid biweekly.(隔週で給料をもらっています。)

しかしこの表現は、「隔週」だけでなく「週に2回」という意味でも用いられることがあるため、使う際は注意が必要です。

たとえば、

We have biweekly meetings.

という例文は、文脈によって「週2回の会議」とも、「隔週の会議」とも受け取れてしまいます。

使う場面や相手が限定されている場合は問題ありませんが、不特定多数にわかりやすく伝えたいときには、”every other week”を用いると良いでしょう。

また、「週2回」と明確に伝えたい場合は、“twice a week” や “two times a week” といった表現が分かりやすくて便利です。

イギリス英語では”fortnightly” 

また、イギリスやオーストラリアなどの英語圏でよく使われる「隔週」の表現として“fortnightly”があります。

We send out the newsletter fortnightly.(そのニュースレターは隔週で配信しています。)

fortnight(フォートナイト)という言葉は、fourteen nights(14夜)が語源になっており、2週間に1回=隔週という意味で使われるようになりました。少しあらたまった響きのある言葉ですが、今でもビジネス文書やお知らせなどではよく使われています。

英語には国や地域によって様々な言い回しがあるので、違いを学んでおくと便利です。

まとめ:「隔週」はどれを使えばいい?

それぞれの表現の違いを、以下のように整理できます。

・every other week→ 最も明確で、口語でも書き言葉でも使いやすい表現。

・biweekly→ 「隔週」または「週2回」の両方の意味があるため、誤解を避けたい場面では注意が必要。

・fortnightly→ イギリス英語圏でよく使われる「2週間ごと」の表現。公的な書き言葉などにも登場します。

頻度をあらわす日常フレーズ集!

最後に、「1日おき」や「1週おき」といった頻度にまつわる派生表現をいくつかご紹介します。

We meet every other Friday.(隔週の金曜日に会っています。)

I go to the gym every other day.(1日おきにジムに通っています。)

We alternate weeks working from home.(週ごとに交代で在宅勤務をしています。)

ビジネスの場面でも日常生活でもよく使われる頻度表現。言いたいことをスムーズに伝えられるように、頭に入れておきましょう!