私たちがブランドを選ぶ(または選ばない)理由

英文記事執筆:Everett Ofori / 翻訳:POLYGLOTS magazine編集部 / 写真:George Wirt / Shutterstock.

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私たちは毎日、何を買うかという選択をしています。その中でも大きな選択の一つが、ブランド品を買うかどうかという点です。ブランドがとても重要だと考える人もいれば、ブランドにはまったく意味がないと考える人もいます。ブランド品が全ての人にとって重要でないのはなぜでしょうか。

品質への近道としてのブランド

多くの人がブランドを選ぶのは、ブランドが品質を表していると信じているからです。有名なブランドは、一種の約束のように感じられることがあります。ブランドのスマートフォンや靴、バッグを買うとき、それが安価な製品よりも長持ちしたり、よりよく機能したりすると考える人もいるでしょう。

たとえば、家族や友人、知人にそのスマートフォンは信頼できると保証されて、Samsung や Apple のスマートフォンを購入する人がいるかもしれません。この場合、そのブランドは良い評判を積み重ねてきたことになります。購入者は、単に名前にお金を払っているのではなく、時間をかけて築かれてきた信頼に対して支払っているのです。ブランドは、多くの製品を比較しなくてよいため、人々の時間や不安を減らしてくれます。

個人的な経験とブランド

個人的な経験から、特定のブランドに忠実であり続ける人もいます。以前そのブランドが良い働きをしてくれた場合、再びそれを買うことに安心感を覚えます。これは、靴やノートパソコン、家庭用電化製品などでよく見られることです。

こうした購入者にとって、ブランドはごまかしではありません。それは一貫性のしるしです。製品がきちんと機能し、長く使えるのであれば、価格が高くても妥当だと彼らは考えます。

ごまかしや搾取としてのブランド

しかし、すべての人がブランドを肯定的に見ているわけではありません。有名ブランドは一種のごまかしだと考える人もいます。彼らは、多くのグローバルブランドが低賃金労働に依存した搾取工場で製品を作りながら、消費者には非常に高い価格を請求していると主張します。

こうした人々にとって、ブランドとは価値ではなくイメージの問題です。製品を作るためのコストは、販売価格よりもはるかに低いことが多いのです。彼らにとって、ブランド品を買うことは、不公正な仕組みを支え、無駄な支出を助長する行為に映ります。

ブランドへの執着―日本の例

日本は、ルイ・ヴィトンのような高級ブランドにとって、世界でも有数の市場の一つです。場合によっては、ブランドショップが開店するのを待つために、一晩中並ぶ人がいることも知られています。これは、ブランドがどれほど強い力を持っているかを示しています。

実際に、ブランド品を持っているように見せたいという欲求が非常に強く、安価な偽物を持ち歩く人もいます。このことは、多くの人にとって、ブランドが品質だけでなく、地位やアイデンティティとも結びついていることを示しています。

ガーナにおけるブランド―実用性と象徴性

筆者が現在滞在しているガーナでは、特にスマートフォンや電子機器において、ブランド品への関心は実用的であると同時に象徴的でもあります。ブランド品は交換部品が広く流通しているため、修理がしやすいのです。この場合、ブランドを選ぶことには実際的な意味があります。

興味深いことに、ガーナの首都アクラでは、KFC やバーガーキングのような世界的なファストフードチェーンが、別の役割を果たしています。これらは、暑さから逃れるための、比較的安全な場所のひとつなのです。
これらの店は食事で世界的に知られていますが、ガーナでは、味そのものよりも、安全で静かな環境を求めて訪れる人が多いのです。

一方で、こうした店の食事は高価であり、ガーナには、フフ(キャッサバやヤム芋から作られる、でんぷん質の生地状の料理)、ワーキエ(米と豆を一緒に炊いた、人気のストリートフード)、ココンテ(乾燥させたキャッサバを主原料とし、スープやシチューと一緒に食べられるでんぷん質の料理)といった、手頃な価格で楽しめるおいしい郷土料理が数多くあります。

このことは、グローバルブランドがどのように使われ、どのように価値づけられるかが、地域ごとのニーズや状況によって変わり得ることを示しています。

あなたはどうですか?

では、あなたはどの程度ブランド品に引き寄せられているでしょうか。品質や経験を理由にブランドを信頼しますか。それとも、価格や倫理的な懸念から避けますか。もしブランド名を嫌うとしたら、それは公平さ、簡素さ、あるいは自立を重視しているからでしょうか。

最終的に、私たちの選択は、消費者としてだけでなく、人として何を大切にしているのかを多く語っています。

emoji_objects本記事のイチオシ!フレーズ

knock-off

「模倣品」「コピー商品」「偽物」

ポイント

「knock-off」は、有名ブランドや正規品をまねて作られた安価な商品を指します。違法性や品質の低さを含意することが多く、正規品と区別して批判的に使われる表現です。

例文

The market was full of cheap knock-offs of luxury brands.
「その市場は、高級ブランドの安価な模倣品であふれていました。」

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